金型を使わないモノづくり
金型を使った製造方法では、異なる形状の成型品に対して1品ごとに専用の金型を準備しなければなりません。しかも金型費用はとても高いので少量製作には向いていないのが現状です。こんなことからモノづくりにおける金型を利用する大きな価値を認めつつも、金型を使用しないでどうにかならないか?設計者はいつも悩みが尽きないでしょう。
プレス加工の分野ではワイヤーカット、レーザ加工の登場により以前にはかなりつかわれていた簡易プレス打ち抜き金型は使用しなくてすみます。

鋳造や鍛造においても少量生産では工作機械による加工は高速自動加工が普及しています。特に供給ロボットの付いたマシニングセンターやNC複合旋盤加工は、型による成型品と競合して、切削加工の方が有利となっているものも少なくはありません。
型成形を脅かす、極微細部品の新造形方とは?

樹脂成型においては光造形のような積層造形法が登場しています。現在では3Dプリンターで簡単にプラスチック部品が製造出来るようになっています。形状的には金型による成型品以上のものが作れる場合もありますが、何しろ製作に時間がかかり高価であるため、今のところ試作品や形状確認など限られた分野でしか使われていません。生産性を求めるならやはり従来の射出成型を使用するべきでしょう。
金型を作るか、別の加工方法を選ぶかは本当に難しい決断です。
弊社では材料選択、加工方法の提案を含めお客様と向き合いながら仕事をさせていただいております。あえて金型を起工しないて板金に!ダイキャストではなくマシニング加工に!はたまたマシニング加工からMIMにてコストダウンなど図面を見てご相談可能です。
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