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QCD管理は製造業では必要不可欠であり、組織的に管理方法の改善を重ねています。
QCDではQuality (品質)が最も優先すべき項目とされていますが、そこだけに焦点を当てて改善活動をしてもあまり意味がありません。
Quality (品質)、Cost (コスト)、Delivery (納期)のバランスを見ながら改善していくことが重要です。今回はQCD管理とは何か、日本や海外でのQCD管理方法について解説します。

そもそもQCDとは何か

QCDとはQuality (品質)、Cost (コスト)、Delivery (納期)の3つの単語の頭文字をとったものです。QCDの中で最も重要視されている項目がQuality (品質)の部分です。
製品のコストが安くて納期が早くても、顧客が要求する品質の基準をクリアしていなければ満足する事は無いからです。

また、この3つの要素は密接に関係しています。要求する品質のレベルが高ければその分コストが掛かり、製品を作るにも時間が掛かります。
一つの要素を改善するだけで、他の要素にも影響を及ぼしてしまうことが下図から分かるかと思います。QCDは品質を優先させる考え方ではありますが、他の要素とのバランスを見ながら改善する必要があります。
QCDについて

QCD管理方法を一例で紹介

ここでは日本で実際に行われているQCD管理方法を一例としてご紹介します。

Quality (品質)の管理

QCDを考える上で品質は最重要項目ではありますが、こだわりすぎるとコストや納期に影響が出ててしまいます。よって、顧客が要求する品質レベルを考慮した上で管理を行うべきです。品質の管理に使われているツールを一部ご紹介します。

PDCAサイクル

PDCAとはPlan、Do、Check、Actionの頭文字をとったものです。

・Plan (計画)…目標の設定と、目標を達成するための業務計画を作成する。
・Do (実行)…業務計画を基に業務を進める。
・Check (評価)…目標を達成できたか、計画通りに業務を進められたかどうか確認する。
・Action (改善)…計画通りに進められなかった部分の改善を行う。

この4つのサイクルを繰り返し回すことで、品質を継続的に改善できます。

QC7つ道具

品質改善活動 (QC活動)をする上でよく利用するものがQC7つ道具です。
これらを正しく使用することで取得したデータの整理と分析ができます。

・ パレート図
データ項目別に棒グラフを作成して、どの項目に問題が多く占めているのか可視化するための図

・ 特性要因図
問題を発生させている真の原因を抽出するための図

・グラフ
データを比較する時など、わかりやすくするために使用する

・管理図
製造工程が安定しているかどうか確認するためのもので、ばらつきの分析に使える

・チェックシート
決めておいた項目に対してチェックができる表(または図)で、情報整理に役立つ

・ヒストグラム
統計グラフの一種であり、データの分布を視覚的に捉えることができる

・散布図
2つの項目の相関関係を調べるために使用する図

Cost (コスト)の管理

製品を製造する上で人件費や原材料など多くのコストが掛かります。
コストは安いに越したことはありませんが、コストの抑えすぎは品質に悪い影響を及ぼし兼ねません。顧客が要求する品質や安全性を考慮した上でコストの管理を行います。
コストの管理には以下のツールを使用します。

・コストマネジメント計画書の作成
プロジェクトを予算内で行うためにはコストマネジメントをしっかりと行う必要があります。そこで使用するツールがコストマネジメント計画書です。
コストの支出をコントロールをするために手順を明確にして文書化します。

・見積もり
プロジェクトにかかる全てのコストの見積もりを行います。
支出の額が決まった段階でコストの積み上げを行って、予算枠の管理をします。

また、上記以外でも日常的に業務の「ムリ」・「ムダ」・「ムラ」を見つけて改善することで結果的に製品コストの削減に繋がります。

Delivery (納期)の管理

指定された納期を基に、プロジェクト全体のスケジュールを作成して管理を行います。
納期に間に合うスケジュールになっているか?作業に遅れが発生した場合には挽回策を取れるのか?など日常的に確認を行います。

納期管理のツールとして代表的なものがガントチャートです。
横軸を時間、縦軸に作業項目・担当者を記入します。どの作業工程に時間が掛かっているのか視覚的に把握することができる便利なツールです。

中国のQCD管理

国ごとでQCD管理方法は異なります。この節では中国を例に挙げてご紹介をします。

品質の面

大量生産と低コストが強みの中国では、設備投資を重要視しています。
ひと昔前までは安価な設備を導入していた頃もありましたが、現在では精度の高い設備を導入することが増えてきました。
中国製の高品質なスマートフォンが日本国内で多く販売されているところを見掛けると思いますが、その裏にはこういった背景があるのです。
品質面での技術は日本の方が上ではありますが、中国でも品質管理の活動は取り組まれています。主な事例としては以下の通りです。

・TQC (総合的品質管理)
・TQM (総合的品質マネジメント)
・SS (シックスシグマ)

コストの面

人件費が安い中国ですが近年では値上げ傾向あります。その代わりに無駄な費用を徹底的に抑えたローコストオペレーションを意識した業務形態を取っています。

なぜローコストオペレーションが可能なのでしょうか?まずは決断力の早さが挙げられます。設備投資をするかしないかの判断を素早く行うことで、製造に掛かるコストを引き下げることができるのです。

もう一つは資金調達の面で恵まれている点です。日本のように資金提供者が銀行以外にも数多く存在するからです。あらゆる資金提供者から資金を受けることにより、すぐに設備投資を行うことができます。

納期の面

中国での人件費値上げについてよく問題視されていますが、納期の遅延についてもたびたび問題になっています。これは日本の製造工場の様に、作業工程の管理や確認が詳細に行われていないためです。日本では1日の作業の進捗具合を確認するところ、中国では作業が完了するまで干渉せずに待つことが多いのです。
実際に日本と中国間で調達を行う際には、余裕のある日程で部品製作を依頼するか、事前に契約書を取り交わすと納期の遅延リスクを抑えられます。

いかがでしたでしょうか、
テックジャーニーは数多くの海外企業と取り引きを行っております。
数多くの日本企業との取引を積むことでQCD管理には確固たる自信があります
是非一度テックジャーニーまでご相談ください。

試作品から量産まで幅広く対応いたします。お気軽にご相談ください。