治工具・治具とは
治工具とは「治具」と「工具」を合わせた言葉です。治具は、加工や組立の際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の名称です。この治具と「工具」の両方を含めて「治工具」と呼びます。
1. 治工具とは
「治具」と「工具」を合わせた言葉であり、加工や組立の際に部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いられる器具の名称です。この治具と「工具」の両方を含めて「治工具」と呼びます。「治工具」は、生産の能率化や品質の一貫性を図るために使用される工具であり、製造工程や修理作業などの特定の目的に合わせて製作されます。これにより、製品の組み立て、加工、調整などの作業を容易にするために使用されます。
2.「治具」とは
「治具」とは、製品や部品を加工する際に、加工対象を固定・位置決めし「作業の効率化」や「品質の均一化」を図るために使用する工具です。製品や部品を正確な位置に保持し、固定する役割を果たし、加工の際にズレたり動いたりすることを防ぎ、一貫性のある加工品質が確保できます。サポートの内容は製作する製品や作業内容によって異なります。そのため、目的に合わせたオーダーメイドの道具を設計・製作します。これには特注の部品が必要になることが多く、適切な素材・加工方法を選択することが製品の品質とコストに大きく影響します。
治工具・治具の使用例
治工具・治具はものづくりの現場で、製品の品質向上や作業効率を高めるために使われる補助工具です。適切な治工具・治具の製作が製品の品質に大きく影響します。加工現場ではワークを固定し、加工精度を高めたり、加工範囲を拡張する治具の製作が必要になることがあります。例えば、曲面のあるものを加工する場合、曲面にフィットして、かつステージに固定する治具を使うことで、穴位置のずれを防ぐことができます。
治工具・治具のメリット
治具は加工の補助の他に、品質の安定化、作業の効率化のためにも使われます。加工の範囲の拡大、品質の安定化、作業の効率化の面でも、モノづくりの現場に欠かせない道具です。また、ワークをしっかりと固定し、正しく工具を誘導することで、加工精度が向上し、加工者による品質の「ばらつき」を防ぐことができます。
種類 | 役割 | 治具例 |
固定治具 | ワークを固定する | バイス・位置決めピン・調整ブロック |
切断治具 | ワークを決められたサイズに調整する | 位置決め・形決め |
塗装治具 | ワークの塗装の補助 | シーラー・マスキング治具 |
挿入・引抜治具 | ワークの挿入・引抜位置をガイドする | プーラー・ピン引抜治具 |
カシメ治具 | 力締め作業によるワーク同士の接合を補助 | リベット |
検査治具 | 測定機で測定しにくい製品の検査を補助 | ゲージ・セッティング治具 |
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