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プレス金型を選ぶ基準について

プレス金型を選ぶ基準について

プレス金型を選択する場合は、全体の生産量を考慮し、コストを比較することが大切です。 さらに、部品や製品の形状に金型が適用できるか、要求される精度を満たせるかどうかなどについても 確認する必要があります。下記の表は一般的な各金型について比較した内容です。金型選びの参考にしてください。

 

順送 トランスファー 単発
金型コスト
製品コスト
生産性
加工前の段取り性
仕様する材料形態 コイル材 切板 切板

 

プレス金型について

弊社はトランスファー型・精密順送型の設計・製造・販売を行っております。

 

トランスファー型
順送型  単発
トランスファー加工に使われる型は、基本、単工程加工に使われる型と同じなのですが、自動でプレスしている製品を移動させていく搬送機構が備わっています。このため、型の製作・設計費用はその分が余計にかかりますが、単工程加工の集合体でもあるため、絞り加工や成形製品において外形が大きく変化するものでも適用しやすいです。また、大量生産に向いた方法で、一般的な順送加工に比べると加工速度には劣るものの、歩留まりのよさもメリットのひとつと言われています。 自動で多くの製品を作り込むことができる金型ことを「順送型」と言います。構造が複雑で高度な設計製作技術が必要となるため、金型の価格も高くなってしまいますが、自動で大量に生産できるため、製品単価を抑えることができます。生産性に優れ大量生産を得意としています。製品の生涯生産数を考慮した費用対効果によってはポピュラーなプレス金型となります。しかし、絞り加工や成形製品において外形が大きく変化するものには適用しづらいデメリットがあります。 単発型は各工程が独立した型となっており、単独で使用される型です。手作業で材料の装入、取り出して加工する金型です。少量生産に向いており、非常に設計の自由度が高く、複雑な形状の加工が可能というメリットがあります。プレス加工に使用する金型がシンプルな構造で小型であることが多いため、金型の費用は安い傾向にあります。また、簡易金型を用いると、さらに費用を抑えることができます。

 

製造可能な材料

鉄、ステンレス、アルミなどの一般材からレアメタルまで幅広く加工可能です。板厚0.05㎜~4㎜前後までが加工可能範囲となります。

 

冷間圧延鋼板 SPCC SPCD SPCE SPCG
ステンレス鋼板 SUS304.304L SUS316.316L SUS420 SUS430
溶融亜鉛メッキ鋼板 SGCC SGCD
電機亜鉛メッキ鋼板 SECC SECD SECE SECG
アルミ AL A5052 A1100 A1050 A6061
純銅 C1020(無酸素銅) C1100(タフピッチ銅) C1220(りん脱酸銅)
リン青銅 C5210 C5212 C5191 C5102
レアメタル パーマロイ モリブデン コバール インコネル タンタル

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