鋳造品の外観仕上げ加工について
TECHJOURNEYでは中国、ベトナム、タイなどの諸外国から金属・樹脂加工品を調達しています。その中でも小ロットの鋳物化加工を得意としており、石膏鋳造品は多く調達しております。自動車、半導体、電子部品に使用される鋳物品の調達は弊社にお任せください。石膏鋳造、ロストワックス、ダイキャストは弊社にご相談ください
鋳造品の外観仕上げは、製品の見た目を整えたり、機能性(例えば、塗装密着性や腐食防止)を高めたりするために行われる重要な工程です。一般的には以下のような内容が含まれます。
弊社でのダイキャスト製品中国の協力工場にて試作から量産まで対応しております。
鋳造の外観仕上げ内容
🔹 バリ取り(デバリング)
鋳型の合わせ目などにできる「バリ」や「フラッシュ」を除去します。グラインダー、エアツール、手作業などで行います。
🔹 ショットブラスト/サンドブラスト
表面に小さな鋼球(ショット)や砂(サンド)を高速で吹き付けて、表面の酸化膜、鋳型カス、スケール(酸化皮膜)などを除去し、均一な表面に仕上げます。
🔹 研磨(グラインディング・ポリッシング)
必要に応じて、さらに滑らかに研磨し、寸法精度や表面粗さを調整します。見た目重視の装飾品や、高機能部品では特に丁寧に行われます。
🔹 修正(溶接補修、パテ補修)
鋳造欠陥(巣、割れなど)があった場合、溶接やパテ埋めなどで表面を修正する場合もあります。
🔹 塗装やコーティングの下地処理
鋳造後に塗装する場合、密着性を高めるために脱脂・ブラスト・プライマー塗布などを行います。
外観重視の鋳造方法
🔹 ダイカスト(高圧鋳造)
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金型に高圧で金属を押し込む方式。
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表面が非常に滑らかで、細かい模様や文字もきれいに出せる。
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アルミ・亜鉛合金がメイン。
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ただし大型品にはあまり向かない。
🔹 ロストワックス鋳造(精密鋳造)
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ワックス型を作ってから鋳型を作るので、超細かい形状まで再現できる。
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表面も非常になめらか。
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小物部品や複雑形状に強い(航空機部品・医療部品など)。
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コストは高め。
🔹 金型鋳造(グラビティダイカスト)
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ダイカストと似ているが、圧力をかけずに重力で流し込むタイプ。
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気泡(ピンホール)が少なく、外観も比較的きれい。
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アルミ合金、マグネシウム合金などによく使われる。
🔹 低圧鋳造
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鋳型の下からゆっくり金属を押し上げる方式。
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気泡が少なくて表面品質が良い。
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主にアルミホイールや自動車のエンジン部品など、外観も強度も求められるところで使われる。
逆に、
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砂型鋳造はコストは安いけど、表面がザラザラになりやすい。
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**シェルモールド鋳造(殻型鋳造)**なら、砂型よりはきれいだけど、ダイカストやロストワックスほどではない、
という感じです。
TECH-JOURNEYによる発注のメリット
見積りや工場差配、製造委託先との契約交渉などの工数を削減!
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