レーザ板金とは?タレパンとの違いメリット
レーザ板金とは?
レーザ板金(レーザ加工)とは、レーザ光を利用して金属板を切断、穴あけ、彫刻などの加工を行う技術です。CO₂レーザやファイバーレーザを用いて、精密な切断が可能で、複雑な形状にも対応できます。
タレパン(タレットパンチプレス)との違いとメリット
タレットパンチプレス(タレパン)は、金型(パンチとダイ)を使って金属板を打ち抜く加工法です。以下の点でレーザ板金と違いがあります。
① 加工方法の違い
項目 | レーザ板金 | タレパン |
加工方法 | レーザで切断 | パンチで打ち抜き |
材料の変形 | 少ない | 変形が生じる可能性あり |
穴・切断形状 | 自由度が高い | 金型の形状に依存 |
② メリット・デメリット
項目 | レーザ板金 | タレパン |
メリット | – 複雑な形状でも加工可能 – 金型不要で初期コストが低い – 切断面が滑らかでバリが少ない |
– 量産時に高速加工が可能 – 穴あけが高速で加工時間が短い – 変形加工(バーリング・ダボなど)が可能 |
デメリット | – 厚板では加工速度が遅い – 穴あけはタレパンより遅い |
– 金型が必要で初期コストがかかる – 自由な形状加工が困難 – バリが発生しやすい |
どちらを選ぶべきか?
- 少量多品種・複雑形状 → レーザ板金
- 大量生産・単純形状・穴あけ多用 → タレパン
最近では、「レーザ+タレパンの複合機」 も普及しており、両方のメリットを活かす加工が可能になっています。
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